コミティア近いのでまんがを紹介します-前編-

コミティア近いのでまんがを紹介します-前編-


ぼちぼちコミティアが近づいてきました。
今回は新刊がありません(新しいグッズとかは出しますよー)。ありませんが、それでおしまいというのもあまりに寂しいため、今回は過去にコミティアで出した作品について語りたいと思います。
あまり自分が描いた作品について、振り返るとか宣伝とかしてこなかったので、コミティアで出したまんがを紹介させてください。

本日はこちら。

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『あさごはん』というタイトルで10ページ程度のショートショートまんがです。コミティア136にて公開しました。ネタバレしない程度に内容を書けば、女の子が朝起きてただ朝ごはんを作るだけの話です。もはやネタバレですね。

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このときはスケジュール都合ので、短期間で何か作品として出せるものないかと思案した結果、ショートショートまんがを描くに至ったのを覚えています。
一応断っておけばまんがを描いたのは人生初です(何となく小学生くらいのときに描いてたのは記憶してますけど、すぐにほっぽり出して完成したものは一つもなかったので、これはノーカウントということで)。
描こうと思った経緯は何となく描いてみたかっただけだし、仕事じゃないから自由に描きたいな、という思いもあったし、本当に感性に頼るまま描いてみたという感じです。

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そんな具合で、中身はかなり気ままに進むわけですが、根が一枚絵ばかり描いている人間だから、ひとコマひとコマの雰囲気というか、女の子の仕草や動作と周囲の空気をシンクロさせる感じの表現は結構こだわった記憶があります。実際に料理を作るところは、不自然さが出ないよう、自分で似たような献立をシミュレーションしてほぼ同じような手順で作ったりとかしてみました。そのときの最初から最後までの雰囲気を思い出しながら、仕草なり動作なりコマ絵の中に落とし込んでいます。それというのも、この子が寝起きのキャミソール姿のままという一方で、思いのほかきっちり丁寧にご飯を作っていく様子とのギャップみたいなのを、詰めてみたかったというのが本音と言ったところです(笑)。
まあ普通に読めばちょっとほっこりできるーー、そんな内容ですよ。あとは何だろう。ちょっぴり隙があるけど丁寧な生活を心がけてるひとって好きだから、そういう人物像を描きたかったというのもあるのかも。

兎にも角にも、コミティアでまんがを出したのは初めてだったので、ドキドキではあったものの、ありがたいことに初版は会場で完売しました。
現在は画集『A.I.』にて収録しています。こちらは会場にて販売しますので、よろしければ見ていってくださいー。

次回は2作目『アナザーボイス』について紹介できたら…!

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